ワークやドリル、問題集の
答えを書くことはできるけれども、
英作文や長文の中で、
学んだはずの文法を問われると
わからない、という生徒が何割かいます
基本的にはまじめな生徒達で、
問題集や課題は
猛スピードでこなしてくれます
Uniでは、長文でも、リスニングでも、
ライティングでも、
学んだ文法が使えているか
質問したり、説明させたりして
定着を図るのですが、
ついさっき勉強したはずの文法が
見つけられない、説明できない
先週確認した文法がでてくる問題を
解けずに質問してくる
そんな生徒達の勉強方法を見ていると、
ひたすら解答欄を答えで埋めています
生徒達は正答を書いて、
問題集を埋めるのが目的になっているので、
講師からの質問や説明というのは
なかなか身に入らないようです
オンラインでの受け身の授業や
大量に出された課題をひたすらこなす
スタイルが、
勉強=正答の丸暗記
になってしまってるのでは、
と危惧しています
そんな生徒達には、
「どんなに頭のいい人でも
記憶には限界があって、
その限られた記憶量を
一つ一つ正答で埋めていたら
あっという間に上限がくるよ。
一つ一つの正答の代わりに
「どうしてこの答えになるのか」
「どういう条件でこの正答になるのか」
の法則(=ルールや公式=文法)と
その使い方を覚えていけば、
記憶の上限以上に
自分の頭を使うことができるようになるよ」
とくりかえし伝えています
問題集やワーク、ドリルは
答えを埋めるのが目的ではありません
その問題を解くことを通して、
問題の正答を導き出す法則を理解し、
使いこなすバリエーションを
身につけることです。
どうか、自分の貴重な
勉強時間や労力、
問題集を作った人の意図や
問題集そのものが
無駄にならないような
勉強をしていきましょう
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